桑野進さんの作品
「桑野進と民家との出会い」より抜粋
“日本の文化遺産の継承と知恵と技術を目の当たりにして、すっかり民家のとりこになってしまいました。
その後、世界各国の民家にも興味を抱き、毎年版画の題材を求めて色々な民家を訪ねております。
旅行中はビデオとカメラは欠かせません。
しかし、以前訪ねた民家も最近は茅葺の上に鉄板が葺かれたり、また廃墟になってしまったり、どこにでもあるプレハブの家が建ち歴史ある街並みが崩れ、それぞれ地域の特色が急速に無くなってきております。
世界の民家も変わりつつあります。大変嘆かわしく寂しい思いです。
小生のつたない『民家の版画』を通じ、見つめなおし、少しでも多くの方に、民家のよさを味わって頂ければと思いながら彫り続けています。“
ここでは、桑野進さんの、1966年から1976年までの作品を紹介します。それ以降はリンクの版画よりご覧ください。